オーストラリアの英語は訛っている?発音の違いやオージーイングリッシュって何?
こんにちは、たかこです。
オーストラリアに住んでいて、よく「オーストラリアの英語は訛っているの?」と聞かれます。
誰もが一度は「オーストラリアの英語は訛っている」と聞いた事があるかもしれません。
本当にオーストラリアの英語は訛っているのか、またアメリカ・イギリス英語の発音とどう違うのか、俗にいう「オージーイングリッシュ」についても書いてみました。
目次
オーストラリア英語の由来は?
オーストラリア英語(Australian English)は別名、オージー英語(Aussie English)と呼ばれています。
イギリス領土であったため、ロンドンの訛りがとても強い下町やアイルランドの強い訛りが影響されたと言われています。
(当時はアイルランドもイギリス領土でした)
オーストラリア英語の3つの発音
オーストラリアの発音には3つの発音があります。
1.broad Australian accent (ブロード・オーストラリアン・アクセント):いわゆるオージー発音 (英語圏で 直ぐにオーストラリア人ね、と分かるオーストラリア英語のこと。クイーンズランド州からきているので、typical Queensland accentとも言ってます)
2.general Australian Accent(ジェネラル・オーストラリアン・アクセント): 一般的、中間位の発音
3.cultivated Australian accent (カルティベイト・オーストラリア・アクセント):教養のあるオーストラリア英語。つまりお上品でPoshなイギリスの発音
オーストラリア英語は、アメリカ英語やイギリス英語から比べると発音が違います。
例えば、アメリカのように「R」発音が強くないですし、イギリスのように完全にお上品な発音でもありません。(上記で述べたように、イギリス系の発音をする人はいますが、オーストラリア発音も入っている人が多いです)
例えばアメリカ選挙で話題のドナルド・トランプ、ヒラリークリントンの英語、またイギリスのエリザベス女王の英語を比べてもらうと分かるかもしれません。
オーストラリア英語の訛りは都市部では聞くことが殆どないですが、オーストラリアの田舎へ行けば行くほど、訛りはきつく、時にはアメリカやイギリス人などのネイティブですら聞き取れない事も!ある意味オーストラリア英語は訛りがきついと言えばきついかもしれませんが、田舎の場合が多いです。(1にあたります)
日本の例だと、東北の田舎の人が話す日本語は訛っていますが、仙台や福岡などのビジネスマンの英語は、そんなに訛っていないですよね?まさにオーストラリアもそんな感じです。
ワーホリくらいの長期滞在で、オーストラリア英語に触れて変な訛りが移るかも?と思うかもしれませんが、都市部では訛りがきつい人は殆ど見かけないですし、すごく真剣に勉強しない限り身につくことはないので心配しなくても大丈夫です。
もし逆にオーストラリア訛りがついたら「真剣に勉強したんだな」と自分自身を褒めましょう(笑)
オーストラリア英語の発音の特徴
オーストラリア英語の発音の特徴は4つあります。
1.単語の最後の文字は発音しない。
例えば、going(ゴーイング)->goin(ゴーイン)、trying(トライイング-> tryin(トライイン)など、最後の文字を発音しません。
2.A発音が「エイ」->「アイ」に変化。
例えば、G'dayー>「グディ」が「グダイ」、Mateー>「メイト」が「マイト」、Todayー>「トゥディ」が「トゥダイ」と発音されます。
有名な表現で、
「I go fishing today. (今日は釣りに行く)」
なんかは、
「I go fishing to die. (死ぬために釣りに行く)」
と聞き違えることもあります(笑)
3.接尾語発音が「-ie(イー)」に変化。
Breakfast=Brekki(朝食:ブレッキィー)
Mosquito=Mozzie (蚊:モズィー)
Barbeque=Barbie(バーベキュー:バービィー)
Australian=Aussie (オーストラリアの、オーストラリア人:オズィー)
Biscuit=Bikky (ビスケット:ビキィー)
私自身、最初オーストラリアに来て、「え?今なんて言った?」とオーストラリア英語が聞き取れない事が何度かありました。この魚釣りの会話も聞いた事があり、一瞬「は?死ぬ?」と聞き間違えた事も(笑)
今まで24時間日本語環境だったのが、突然英語環境に変るので、英語が聞き取りづらいのは当たり前かもしれませ。ですが、2-3か月すると慣れます。
中には「Lazy English(レイジー、怠けた)英語だ!」と言う人もいますが、私は個人的に好きです。これらは「オージーイングリッシュ」と呼ばれています。
オーストラリア英語は親しみやすい?
最初オーストラリアに来て、’オージー英語’に慣れるのに時間がかかりますが、長く生活していると、このオーストラリア英語の訛りが、逆に親しみやすいと感じる人が多いです。
愛嬌がありフレンドリーな感じで、アメリカやイギリスとは違った訛りが好印象を与えているようです。
私もオーストラリア英語は、親しみやすいと思っていて、とても好きです。
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訛りが消えてきたオーストラリア英語
親しみのあるオーストラリア英語ですが、ここ近年アメリカやイギリスのテレビ番組、映画、音楽がどんどん入ってきて、昔のオージー英語の訛りが消えつつあります。
アメリカとイギリスの中間発音をする人が増えました。
親しみやすさがなくなった感覚があるので、残念な感じです。
またオーストラリアはご存じの通り多民族国家です。
ヨーロッパ、中東、アジア、アフリカなど世界の至る所から、様々なバックグランドを持った人達が集まっており、彼らが使う英語には、それぞれその国の訛りが入っています。
日本人も日本人アクセント混じりの英語を話す人が多いかと思います。
オーストラリアにいるだけで、各国の英語の発音が学べ聞き取る事ができる素晴らしい環境にあります。
オーストラリア英語の訛りを気にするよりも、各国の人達とのコミュニケーションを楽しむ方が大切かもしれません。
オーストラリア英語の番組例
例えば、現地で有名な月曜日から金曜日の午後6時半から午後7時半まで放送されているThe Project(ザ・プロジェクト)というニュース番組があります。
メルボルンからライブで放送されています。
オーストラリアだけでなく、世界でも有名な俳優ヒュージャックが出ていた時のエピソードです(2014年。X-MENのプロモで来ていました)。
こんな感じのアクセントで会話が普通にされています。
参考にしてみて下さい。
(彼らの英語が聞き取れれば、オーストラリアで生活できますよ!このジョーク交じりの会話のやり取りを聞いて、「あーオーストラリアらしいなー」といつも思います!)
最後に
オーストラリア英語の訛りについて簡単にまとめてみました。
- オーストラリア英語は田舎へ行けば訛っているけれど、都市部は訛っていない。
- 単語の最後の文字は発音しない。
- A発音を「アイ」と発音する
- 単語の語尾に「ie」を付けることが多い
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!