オーストラリアのファームジョブで起こっている悲しい現実とは?
こんにちは、たかこです。
以前から問題になっているオーストラリアでのファームジョブ。
ニュースを読んだことがある人もいるかもしれませんが、また先日もファームジョブに関する
悲しいニュースを見つけたのでシェアしようと思います。
悲しい現実のとある例
イギリスからワーホリで来ているカップルが、QLDにあるリンゴファームで働きました。
そのスーパーバイザーが、とても暴力的で罵声をあげ、働き始めて2週間後には、すでに腕を殴り「お前の腕を折るぞ!」と脅しました。
スゥェーデンから来たワーホリは、足の指を折り、2日休みました。スーパーバイザーに「仕事に来るのは難しくないぞ(つまり、そんな事で休むな)」と言われました。
他のワーホリは、仕事があまりにも遅すぎたり、果物に傷をつけて解雇されたりしました。
上記で述べたイギリスのカップルですが、実際に稼いだ金額は、1日7時間の労働でたったの$30(約2700円)だった時もありました。
さらに、このカップルが泊まっていたホステルは、良いホステルでした。
しかし、ボンドが$50(何も問題が無ければ返金されます)、一週間で1人$205(約18500円)で、WIFIが無く、洗濯するのに毎回$4(360円)かかり、働く以前に着いた時点で、カップルで$510支払わなければいけませんでした。バックパッカーにとっては、とても痛い出費でした。
さらにこのカップルは、ファームで解雇され、ド田舎で行き場所が無いのに、このホステルを無理やり追い出されるのではないか。。と不安な気持ちを抱えているワーホリが多いと感じていました。
また実際に泣いている人達を見て、その現実を目にしました。
The Queensland Workplace Bullying Line(職場でいじめなどに会ったら通報する機関)に連絡をした所、警察に通報するよう勧められたのですが、実際に通報したら結果がどうなるか不安な為、懸念したそうです。
2015年~2016年の一年間で、Fair Work Ombudsman (FWO:フェア・ワーク・オブズマン:苦情処理機関のような感じ)で、76%の訴訟があり、それらの殆どは、このようなバックパッカーの給料に関する訴訟が多く、NSWやQLDに集中しています。
実際にいくつかの企業は、人件費節約のために、様々な手を打ち、バックパッカーを含む外国人労働者を、巧妙なやり方で雇い、扱い、虐待をし、彼らは酷い仕打ちを受ける事が多いのが実態です。
しかしオーストラリアの農業者連盟の理事長は、「これらの話は、オーストラリアのファームで起こっている典型的な話ではない」と反論しています。無理もないですね。
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もしアドバイス等が欲しい場合の連絡方法
- www.fairwork.gov.au へアクセス
- The Fair Work Infoline (13 13 94)に電話
英語に不安があれば、英語が出来る人に手伝ってもらいましょう。
またファームジョブに関する話を、このようにニュースに載せて欲しい場合、
emma.reynoldsアットnews.com.au(この記事を書いたレノルド・エマさん)にEメールする事も出来ます。
出典:News.com.auより
「‘He threatened to break my arms’: Backpacker ‘verbally and physically attacked’ on Qld farm」
http://www.news.com.au/finance/work/at-work/he-threatened-to-break-my-arms-backpacker-verbally-and-physically-attacked-on-qld-farm/news-story/e25a7c1c1d20e8422d93fe61496af45b
最後に
正直、すべのファームがこのようにひどいファームやアコモデーションとは限りません。
しかし、実際にとても多い傾向にあると感じます。酷いファームが存在するので、周りなどから話を聞いて、知っておきましょう。
良いファームを見つけて、セカンドビザゲットに取り組んで欲しいと思います。
最後で読んで頂きどうもありがとうございました!