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シーシェパード、捕鯨妨害を中止か続行か?実はあの有名セレブ達も支援?今後の行方は?

2018/04/01
 
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管理人 たかこ
オーストラリアに在住しています。オーストラリアの海、太陽、ビーチ、羊、牛、コアラ、カンガルー、食べる事など、なんでも好きです!^^ ベジマイトは嫌いですが・・・・w 私の元ワーホリについて触れてみました。
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こんにちは、たかこです。

今回はシーシェパードについて書こうと思います。「環境保護団体」と名乗りながら、実は「環境テロリスト」とも言われているシーシェパード。

日本の調査捕鯨船を妨害し、日本を長年苦しめてきました。

そんな米シー・シェパードと日本の間で裁判沙汰でしたが、ついに決着が!

しかし、オーストラリア側の態度に衝撃?!が走りました。

その背景に迫ってみました。

「テロリスト」と呼ばれるシー・シェパードとは?

シー・シェパードとは、シー・シェパード保護協会(Sea Shepherd Conservation Society, SSCS)で、アメリカ合衆国ワシントン州フライデーハーバーに本部があり、捕鯨反対や海洋生物保護を訴える環境保護団体を自称している国際非営利組織(NPO)です。

「環境保護団体」と聞くと、生態系の調査や、どう環境を守れるか研究・改善に向けて活動というイメージがあるかもしれません。

しかし、このシー・シェパードは、人をケガさせてまで過激な活動をしてきた為、日本・アメリカ・カナダからは「テロリスト」とも呼ばれています。またアメリカ連邦高裁には海賊認定まで受けています。

シーシェパードを支援しているスポンサー企業、セレブ達は?

シーシェパードは寄付で成り立っており、その資金源ともなっている企業、セレブをまとめてみました。

  • ラッシュ (Lush) :イギリスのドーセットに本社を置く化粧品、バス用品メーカー。イギリス本社は支援しているけれど、ラッシュジャパンは支援してしていません。
  • パタゴニア(Patagonia):カリフォルニア州に本社を置く、アメリカの登山、サーフィン、アウトドア用品を手掛け、衣料品の製造販売にも関わっているブランド。
  • クイックシルバー(Quick Silver):カリフォルニア州に本社があるサーフィン、スノーボードのブランド。元々オーストラリア人2人が、ビクトリア州よりボードショーツを発売したのがきっかけ。

  • クリスチャン・ベール(ベイル):イギリスの俳優
  • ダリル・ハンナ:アメリカの女優
  • オーランド・ブルーム:イギリスの俳優
  • ピアース・ブレンダン・ブロスナン:アイルランド出身の俳優・映画プロデューサー
  • ミック・ジャガー:誰もが知るローリング・ストーンズのボーカル
  • ボブ・パーカー:アメリカで超有名な俳優・司会者
  • アンソニー・キーディス:レッド・ホット・チリ・ペッパーズのボーカリスト

実際の所、まだ多くいるようです。

余談:私自身こんなにいるとは知りませんでした・・。個人的には、オーランド・ブルームが支援しているのがショックでした・・・・・(><)

シー・シェパードに日本人がいる?!

驚いた事に、実はこのシー・シェパードには数名の日本人がいる事が判明。その一人が「マリコ」という日本人女性。2008年頃から、シー・シェパードの声明に日本語翻訳が流れ初め、「日本人がいるのでは?」と噂が。

調べてみると、実際にいました。さて、そのマリコさん。2010年、NNNの取材に応じています。捕鯨妨害に対してこのような心境を語っています。

 

マリコ氏「妨害することで日本が捕鯨をやめることができたら…逆にホエールウオッチングのビジネスで栄えることができたらうれしいと思いませんか?(Q、日本人としてつらいと思う?)(気持ちは)複雑ですよ。大変だと思うことはいっぱいあります」

 

マリコさんの個人情報は明かされていないですが、日本では教師をしていたとのこと。もし私も同じ立場だったら複雑な気持ちだと思います。

シー・シェパードの酷い行為

日本を含む数か国から「テロリスト」と呼ばれているシー・シェパード。2005年頃から、日本の調査捕鯨船に船でぶつかったり、有害なレーザー光線を当てたり、酪酸入りビンを投げつける、などと酷い攻撃をしてきました。

2011年、調査捕鯨を行う日本鯨類研究所(鯨研)が妨害中止を求め、2011年に米ワシントン州の連邦地裁に裁判を求めました。

シーシェパード弱化か?

今まで何も問題なく日本の調査捕鯨船を攻撃してきたのに、今年2016年に入り突然「見つからない!」と言いだしたシーシェパード。オーストラリア・ニュージーランド側に支援を求めました。

実は、創設者のポール・ワトソン氏が国際刑事警察機構の国際指名手配犯になっており、そんな事態から、寄付で成り立っているシーシェパードが資金不足で、日本への妨害活動宣伝が少ない為、弱化したのでは?と言われています。

捕鯨妨害をついに中止?

そんな弱化してきたシー・シェパード。ついに2016年8月のニュースで、鯨研と米・シーシェパードは、2011年から続いてきた裁判に決着をつけ、シーシェパードは今後捕鯨妨害を永久に行わないと合意しました。

鯨研によると、詳しい内容は明かされなかったのもも、シー・シェパード、また創設者であるポール・ワトソン容疑者は、以下の行為が禁止となりました。

 

  • 調査捕鯨船への攻撃
  • 安全を脅かす行為
  • 公海上で調査捕鯨船から約450メートル以内に接近する行為

 

実は、シー・シェパードは2012年に、サンフランシスコ米連邦高裁から同様の仮処分命令を受けていたのにも関わらず、妨害活動を続け、日本側に賠償金255万ドル(約3億円1千万円)を支払っていました。

しかし今回の合意は、日本側がこの時にもらった和解金の一部を返す事で、合意にいったようです。

豪シー・シェパードの反応・対応は?

米・シーシェパードは今後捕鯨妨害を永久に行わないと合意したのにもかかわらず、その数時間後、これに対し、なんとオーストラリアらの同捕鯨団体が

「その裁判はアメリカであって、私達は関係ない」と、衝撃的な発言!これからも妨害活動を続ける意思を表明しています!!

理由は、アメリカとオーストラリアの法律はそれぞれ独立している為だとか・・・。

今後どうなる?

上記の事例からするとまだ妨害を続けそうな勢いがします。しかもテロリスト並みの行為が目立つのにも関わらず、資金を提供している企業やセレブがいます。

今後、本部が資金や人材提供を禁止するようですが、完全に禁止する感じではなさそうですし、いくら合意したとは言え、両者が完全に和解するのは難しいように思います。

それにオーストラリア側は今後も妨害を続けるようですし、支援する人達もいるので、日本に対する捕鯨妨害に終止符が打たれる事はなさそうです。

最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!

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