オーストラリアにピンク色の湖が存在?ピンク色の原因や場所はどこ?
こんにちは、たかこです。
オーストラリアの言えば青い海・湖と青のイメージですが、実はピンク色の湖があるのですがご存知ですか?
その名も「ヒリアー湖」。鮮やかで幻想的なピンク色!桜色とも言えます。そんなヒリアー湖を紹介します。
場所は?
西オーストラリア州南西部、エスペランス沖にあるルシェルシュ群島のミドル島という離島に位置しています。パースから飛行機で約2時間、車では約8時間です。
ヒリアー湖とは?
ヒリアー湖は幅約250メートル(820フィート)で長さが約600メートル(2000フィート)で、植物に覆われた幅の狭い砂丘によって、青い南洋と隔離されており、周りがペーパーバーク(別名:カユプテ)とコアラが食べるユーカリプタスの密林などに囲まれています。
オーストラリア観光局によれば、固有種の鳥や渡り鳥がたくさん生息している事から、重要野鳥生息地(Important Bird Area:通称:IBA)に指定されているとの事。
20世紀初期に、約6年間程、塩分の抽出作業が行われましたが、その後は、長年に渡って手付かずの状態で保存されてきました。
発見された経緯
1800年頃、イギリスの航海士・水界地理学者でもあったマシュー・フリンダスが、周辺の海を見渡すためにミドル島の頂上(現在のフリンダーズ・ピーク)まで登った際に、この珍しい湖を偶然発見したと言われています。発見したときは大感動だったろうなーと思います。
ピンク色の原因は?
このヒリラー湖のピンク色の原因ですが、はっきりした原因は分かっておらず調査中です。
一説によれば、ヒリアー湖は高塩分で、ドナリエラ·サリナという塩分を好む藻類と、高度好塩菌として知られるハグロアバクテリアが出す成分で、特にこのドナリエラが、直射日光から防ぐ為に、大量に発生させるカロテノイド(ニンジン、トマト、ロブスターに含まれる天然色素)が、湖をオレンジがかったピンク色に染めるとされています。
ずっとピンク色?
このヒリラー湖は1年中ピンクです。他のピンクの湖は気温が変化すると色も変わりますが、ここは全く変化しないので、このピンク色は変わる事はりません!信じがたい話のような気もしますが、本当です。
人間や野生動物に影響は?
まったく害がありません!!ピンク色に変ったら何かしら悪影響があると思ってしまいがちですが、無害です。
泳げる?
泳げます。しかし事例はないようです。
アクセス方法は?
国立公園のように、4WDなどで自由に近くまで行きアクセスできそうな感じですが、残念ながら出来ません。森林に挟まれているのと、重要野鳥生息地のため、アクセス方法限られています。
エスぺランス発のクルーズに参加するか、ヘリのチャーター、または展望台から眺めるのいずれかになり、山頂にはピンク・レイクの展望台があります。ヒリアー湖の美しい眺めを満喫できます。
展望台への行き方は、エスペランスから西にあるグレートオーシャンドライブと呼ばれる海岸沿いを、時計と反対周りに行くとあります。
また、クルーズに参加すると、島に住んでいる野生生物、固有種の鳥や渡り鳥も観察できます。楽しさ2倍とも言えます。
ヒリアー湖の基本情報
名称:ヒリアー湖
住所: Lake Hillier, Western Australia, Australia
アクセス:パースから飛行機でエンぺランスへは約2時間、車では約8時間。さらにそこから、クルーズやヘリで。個人よりもグループやツアーに参加するのが無難。
公式サイトURL:http://hillierlake.com/
ヒラリー湖へ行くにはある程度の日数が必要となりますし、天候や時期によって、見られない事の方が多いようですが、夏季だと見られる確率が高いようです。
パースへ来た際には、国立公園を訪れながら、日本では見られないピンク色のヒラリー湖、また同州にある他のピンク色の湖へ行ってみてはどうでしょうか?
「西オーストラリア州にあるピンク色の湖はどこ?場所やアクセス方法は?」
最後に
まさに摩訶不思議な湖と言えるヒラリー湖。地元では「大自然の少女心」と言われているようで、そのくらいピュアで純粋な心の色をしているからかもしれません。
パースからちょっと遠いですが、旅行へ来た際にはぜひ訪れてみたい場所ですね。
最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました!